2007年8月10日(金) 1日目 御殿場 → 東名高速道路 → 環状八号 → 関越道 → 新潟港 → 秋田港 |
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8月10日(金) 13:00 愛妻を愛機に乗せ御殿場を出発!東北ツーリングの幕があけた。 6年前に東北を始めて訪れて以来、素朴な自然や人情に魅せられてこれまでに何度か訪れたが、旅を重ねるごとに益々魅了されて行く・・・。 本日の目的地は新潟県 新潟港。快調に東名高速を走る。フェリーに乗船するまで、まだ時間に余裕があるので、海老名SAに立ち寄り遅い昼食をとる事にした。海老名SA上り線には数多くのフードショップが存在するが、その中に「サボン」という店名のラーメン店がある。 ![]() 立ち寄る度に、気になって気になってしょうがなかったので、食してみる事にした。とんこつ風味のパンチが効いたスープが濃厚で小生好みの味であった。ただ麺が少し柔らかすぎたのが気に掛かった。次に立ち寄る時は固めにしてもらった方がよいかも知れない・・・。あっと言う間に完食して出発した。 用賀料金所で東名に別れを告げ環状八号線で関越道を目指す。 都内有数の渋滞路線だとは知ってはいたが、時間もまだ早い事もあり、大丈夫だろうと思った認識の甘さに、すぐさま気付かされる事になる。 通常は用賀から関越道 練馬ICまで30分も見とけば十分である。 しかし、高速を降りたとたん大渋滞に巻き込まれた。トラックやバスなどが多く、それに加えて道路幅がかなり狭い・・・。ガタイがでかい愛機には中々すり抜けが厳しい。都心の暑さも重なり、体力がかなり奪われた。約1時間30かけてこの渋滞を抜ける頃には、愛妻と共にミイラ状態になっていた。 |
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関越道に入るとすぐさまSAに入り水分の補給をした。ポカリ1リットルを一気飲みし体を潤す。 しばし休憩した後、新潟に向けていざ出発! 時間を取り戻す勢いで愛機を飛ばす。 順調に走っていたが、関越トンネルを抜け新潟県に入った頃に愛機の燃料が段々心細くなってきた。 しかし、このあたりにはスタンドを伴ったSAが皆無。しかたないので小千谷ICで一回降りて近くのスタンドで愛機の腹を満たす。 再び小千谷ICから関越道に乗り新潟を目指す。いや目指していたはずだった。 しばらく走ると後ろで愛妻が何か騒いでいる。腹でも減ったのかと思い、ほっておいたら今度は怒り出した。「どうしたと?」と面倒くさそうに聞いたら、東京に向かっていると訳の分からない事をほざいていた。 素人はこれだから・・・と相手にしていなかったら、看板に「東京」という文字が・・・。 そこで初めて逆走している事に気付いた。「Oh、シット!!」小生は天を仰いだ・・・。 後ろから愛妻にヘルメットを激しく叩かれながらお叱りを受け、2区間のインターを逆走してUターン。 改めて新潟を目指す。 |
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新潟市内に入ると巻潟東ICで降りる。実はこの日、新潟県本部に空手の指導に行く予定になっていたのだ。 19:00から稽古が始まると言うのに、小生のミステイクにより少々時間をオーバーしてしまった。 道場に着くと稽古の真っ最中であったのにも関らず、師範の大塚先生ほか生徒さんも歓迎してくれた。 早速、道衣に着替え稽古に参加する。そして、30分くらい稽古指導をした。参加していた生徒は全て小学生であったが、礼儀正しさ、そして小学生とも思えぬ技の切れ味に驚いた。 5月に一回指導に来ているが、遥かに上達している・・・。 熱い稽古指導が終わると、小学校3年生の男の子が近寄ってきて小生にこう質問してきた。 「頑張って稽古しているのに、試合に勝てません。どうしたらいいですか?」っと・・・。 私はすぐさま、拳を彼の胸に押し付け質問に答えた。 「ここだよ、心の強さが大切だよ!」と彼に答えた。続けて、 「試合でも稽古でも、絶対最後まで諦めてはダメだ。絶対に負けないと言う気持ちさえあれば、良いんだよ・・・」 彼は大きくうなずいていた。 前回来た時も感じたが、新潟本部の子供達はとっても素直である。真っ直ぐに育っている感じがする。 驚く事に、彼はほぼ毎日空手の稽古に来ているそうだ・・・。 それなら強くなるのもうなずける。新潟本部は毎日稽古をしていると聞いていたが、わずか8歳の子供がここまでやっていると思うと負けられない気持ちになった。近い将来、ここから全日本いや世界王者を輩出するかも知れない。 ちなみに、小生の初めての稽古指導姿を見た愛妻は、惚れ直した様子??だった。 たぶん・・・いや、きっと・・・そう願いたい・・・。 |
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![]() 世界武道連盟 風林火山 新潟県本部長 普門会館 館長 大塚先生とツーショット!! 大塚先生、お世話になりました! 押忍!! |
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お世話になった大塚先生と別れて、一路新潟港へ・・・。 約30分程度で到着した。乗船時間まで時間があったので、近くの中華料理屋「大将」で晩ご飯にする事にした。食事が終わると、いざフェリーへ! 沢山の単車が待機をしていて、順番にフェリーへと乗りつける。 小生もフェリーに無事乗船して、荷物を部屋に運び終えると、とりあえずビールで乾ききった喉を潤した。 一人で一杯やっていると、職場の仲間である「荘一さん」と出会った。 荘一さんは驚いている様子であったが、実は小生は一緒に乗船するのを知っていた・・・。 驚かせてやりたかったので黙っていたのだ。案の定、彼の驚きぶりは十分楽しめた。 彼はこのフェリーで苫小牧まで行き北海道を一周するそうだ。 23:30 新潟港出港。 旅人達を乗せた、フェリーが岸壁を離れた。 多くの旅人の熱い血をたぎらせたフェリーは最初の寄港地、秋田へと向かう・・・。 本日の走行距離455km。 |
![]() 出港前のフェリーの様子です。 |
![]() 会社の同僚で単車仲間の荘一さん!本人の希望により顔出しNGです。 この後、原ちゃりで北海道一周の旅に出ました・・・。 |