心学館 本部道場案内


   

2007年7月26(木) 1日目

御殿場 → 河口湖 → 御坂峠 → 一宮御坂IC → 諏訪IC → 白樺湖 → 上田 → 菅平高原
午前8:30 

内弟子F君が我家に参陣した。天候は雲り・・・。
絶好のツーリング日和とは言えないが、時間だけには余裕がある。
コーヒーを飲みながら今日のルートを確認する。
目的地は、信州は長野県菅平高原。小生は毎年1回は訪れる場所である。
かなりのんびりした後、いよいよ愛機のハートに火を入れる。

午前9:30 内弟子F君を従え御殿場を出発!東富士五湖有料道路へ向かう。
須走料金所に着いた頃には、どんよりと黒い雲がかかり、今にも雨が降り出しそうになっていた。
山中湖に出る長いトンネルを抜けた瞬間、青空が広がり夏のギラギラ太陽が歓迎をしてくれた。
この思いもよらぬ夏の青空の歓迎振りに、思わず二人で天高くスペシャルガッツポーズ!!
この青空を見ていると、ミンミン蝉の気持ちが少し分かるような気がした。

快調に愛機を飛ばす。河口湖 → 御坂峠を越え、中央高速道の一宮御坂ICから高速に乗る。
途中、双葉SAで休憩をとり、遅い朝食をとることにした。
ここのSAは、おにぎりをその場で握ってくれるご機嫌のお店がある。
このSAに立ち寄った時には必ず食べるようにしている、一押しのお勧めグルメスポットだ!!

しかし、内弟子F君は初体験・・・。なぜか泣きながら、おにぎりをガツガツ食べていた。
よっぽど美味しかったのであろう。その時の顔が忘れられないぐらい面白かった・・・。

お腹も満たされた所で出発。一路、諏訪ICを目指す!!

   兵庫県加東市出身の内弟子F君。
       忘れかけていた母の味に号泣です・・・。


   双葉SAの
   手作りおにぎり。


   超絶品です!

諏訪ICを降りたらポツポツと雨が降り出してきた・・・。雨具を着込むほどではないのだが、うっとおしい・・・。
悶々としたまま、R152通称大門街道を通り白樺湖へ向かう。白樺湖まで来ると路面は完全に濡れていた。
どうやら先ほどまで雨が本格的に降っていたようだ。白樺湖で小休止をとり、一路信州上田へ・・・。

R152で大門峠を越えても、嫌がらせのようにポツポツと雨が降り続くが上田方面は青空が見える。
急いで峠を下り、丸子町に入る頃にはすっかり夏の青空が広がり、再びギラギラ太陽とみんみん蝉が旅人を迎えてくれた。
気分が乗ってきた所で、古の城下町 “上田” に入る。 しかし、それにしても暑い・・・。 30度は楽に越えていたであろう。
市内に入ると昼食をとることにした。やはり、信州と言ったら蕎麦である。

上田市内には数多くの蕎麦屋が点在している。
その中でも、老舗の蕎麦屋である「刀屋」さんにわらじを脱いだ。
この刀屋さんは、小生が好きな作家でもある「池波正太郎」が愛して止まなかったと言う蕎麦屋でもあるのだ。

店内はごく普通の蕎麦屋さんだが出てくる蕎麦の量がハンパではない。誤って大盛なんぞ頼んだ暁には蕎麦アレルギーを起こすくらいの量なのだ。
全日本級の胃袋を持つ小生さえも、中盛を食べるのがやっとであった。蕎麦はもちろん手打ちである。
食べた時の蕎麦の感触が、かなり腰があってパンチが効いている・・・。 内弟子F君も、よほどこの蕎麦が気に入ったのか黙々と食べていた。
人間は美味しいものを食べた時ほど無口となるものだ。一心不乱に蕎麦を食べていたら、店員のおばちゃんに凄いバイクだねぇと話かけられた。
よく見ると店員が、ちょくちょく外にでては愛機を眺めているようだ・・・。

美味い蕎麦を堪能し、お店を出たら店員のおばちゃん達がこぞっと出てきて、小生の愛機を名残惜しそうに眺めていた。
一人のおばさんに、「良かったら一緒に写真を撮りましょう」と声を掛けたら、照れながらも快諾してくれた。
ご主人以外の男性と写真をとるのは十何年ぶり?だそうだ。照れてた割には、しっかり顔を作っているあたりはさすがである。

記念撮影後、大勢の刀屋さんの皆さんに見送られながらお店を後にした。

信州上田の老舗蕎麦屋 刀屋さんです。
刀屋さんのおばちゃんとツーショット。 館長曰く、「惚れたな・・・」と言ってました。 ・・・って誰にぃー?? 中盛そば¥650なり! 食っても食っても蕎麦です・・・。

やはり旅はいい・・・。
色んな人の人情に触れる事が出来る・・・と旅での出会いに感動しつつ食後の散歩がてらに上田城を見学した。
信州上田城と言えば真田家が築いた天下の名城である。
真田幸村の父、真田昌幸が二度も徳川家の大軍をこの城に立て篭もりながら撃破した上田合戦は、歴史ロマン好きにはたまらないであろう・・・。

もう20年も前になろうか、NHKで真田太平記という時代劇がやっていた。小生は欠かさず観ていた。原作は池波正太郎である。
その頃から池波正太郎の作品をよく読むようになった。
数ある戦国大名の中でも信州真田家、特に真田昌幸は小生の一番好きな武将でもある。

上田城内には真田神社がある。戦国随一の智将とも言われた真田昌幸・・・。
そして、大坂夏の陣で華々しく散った真田幸村 (幸村は後世に付けられた俗称 → 真田信繁と名乗る)を祭る
神社である。

真田幸村はこの大坂夏の陣後、「真田日本一の兵。古よりの物語にもこれなき由。」 (島津家文献より)
と敵方の武将からも賞賛されるほどの勇将であった。
当時の敵方の武将達が幸村の武勇にあやかりたく、討ち取られた幸村の首から髪の毛を持ち帰ったことは、あまりにも有名な話である。

その二人が祭られる神社に対し、武を嗜む者として深々と拝礼をした・・・。
ついでに、この夏に行われる全日本選手権の必勝祈願もしておいた。

真田家の家紋は六連銭である。これは六道銭を表しているといわれている。
六道銭とは、亡くなった人を葬る時、棺に入れる六文の銭の事で、三途の川の渡し賃のことである。
これを旗印にすることは「不惜身命」(ふしゃくしんみょう:仏法のために身命をささげて惜しまないこと)を意味するといわれている。

真田家はその六連銭を家紋にして、「いつでも死ぬる覚悟は出来ている・・・。真田の者は命を惜しまず名を惜しめ!」と戦国の世を渡り歩いた。
明日をも知れぬ戦国の世ならではの、意気込みが強く感じる。

この話を内弟子F君にしたら、 「真(まこと)の漢(おとこ)じゃぁー」 っと言って感極まっていた。
そして、「館長、天下を獲りましょう!!押忍!!」と訳の分からないことを言って正拳突きをし始めた。(笑)

落ち武者?の亡霊が乗り移ったのか・・・意外に霊感がするどい内弟子F君だった・・・。

                                                                             

愛機と共に・・。でも、そこは車両新入禁止ですよ館長!
信州上田城にてツーショット。 春は桜が満開でとても綺麗ですよ・・・。 上田城 櫓前にて・・・。長野県の指定文化遺産です。

城内を散策した後、今夜の夕食の買い物を済ませ菅平高原へと向かう事にした。
大型店舗のスーパーで厳選した食材を奮発して購入した。
普段は買い物なんぞ滅多にしない旅人達であるが、この日ばかりは楽しみながら買い物をした。
これも旅の醍醐味のうちの一つである!

買い物を済ませ、先に愛機達の空腹を満たせてからキャンプ場へと向かう。
菅平キャンプ場に着くとオーナーの女将さんが満面の笑みでもてなしてくれた。
平日と言う事もあり、キャンプ場のお客は我々二人しかいないそうだ。

貸切状態に内弟子F君と大喜びしていると、「今、レタスお持ちしますね」と女将さんの声が聞こえた。 
「What???」 一瞬、己の耳を疑った。・・・ん??レタス・・・? ん?ん??
すると女将さんが、なんと冷蔵庫からウエルカムドリンクならぬ、ウエルカムレタスを持ってきた。 
しかも、丸々一個である・・・。

呆然とする旅人を見て女将さんは、「あちらのテラスでどうぞ!」と笑顔で案内してくれた。
菅平高原は高原野菜のメッカでもある。取れたてのレタスを冷蔵庫で冷やして出してくれたのだ。
少し戸惑いながら、一口食べてみると、これが瑞々しくて美味なのである。
女将さん特性の愛情ドレッシングが、このレタスの味をより一層引き出してくれていた。

内弟子F君は凄い勢いで食べていたが、さすがに二人がかりでも丸々一個は食べきれない・・・。半分くらい食べたところでギブアップした。
レタスのもてなしを受けた後、好きな場所でテントをどうぞ! と言う女将さんの言葉に甘えさせてもらい、水場に近い一等地にテントを設営した。

近所のスーパーでは味わえない新鮮さでした
全面芝サイトの菅平キャンプ場です。 やはり広々としたキャンプ場は気持ちいいっすね・・・。 気合でレタスを食べる内弟子F君! しぇいっ

テントの設営が終わると旅の疲れを癒す風呂へと向かう。このキャンプ場は昨年より、展望大浴場をオープンさせている。
男性用の風呂に数人は入ってた。案内してくれた女将さんが「二人でゆっくり入ったらよろしい・・・。」と言って女性用の風呂に案内してくれた。
後にも先にも女性用の風呂に入る事はもうないであろう・・・。 なぜか女性用の風呂と聞いてギラギラしたオーラを内弟子F君から感じた。

二人で、大はしゃぎをしながら風呂を楽しむ。かなり広い展望風呂に大満足!!段々とはしゃぎ具合がエスカレートして行く。
風呂場でホースを発見した。と言うより発見してしまった!二年前に地元の消防団を卒業しているとは言え、熱き消防魂は未だに健在である。
ホースを見ると、ついつい放水したくなるのが漢(おとこ)と言うもの・・・。

ホースを蛇口につなぎ、外の景色と女子風呂を堪能している内弟子F君に向かって冷水を放水したら、「ぎゃあ〜」と言って大変喜んでくれた。
ひょっとしたら彼は 「超 “ドM”」 なのかもしれない。
恐るべし内弟子F・・・。

風呂から上がると内弟子F君曰く、「館長は風呂の中でも黒帯でした・・・。押忍!」と舌を巻いて降参していた。
しかし、この展望風呂は中々である。眼下にはラグビー場があり、その先には菅平スキー場が顔をのぞかしている。
まさに絶景である。内弟子F君と共に裸の付き合いをすっかり堪能させてもらった。

風呂上りには、もちろん生ビールで乾杯をした。展望風呂&生ビール付きのキャンプ場はそう滅多にお目にかかれない。
生ビールで喉を潤していた頃、某有名大学の教授御一行様もビールをあおっていた。
よく聞くと明後日から早稲田大学の学生がキャンプ実習に来る為、その設営と実習指導のために毎年来ているそうだ。

卓球の愛ちゃんこと、「福原 愛 選手」もここに来て実習を受けると言っていた。内弟子F君以外はこのキャンプ場の常連たちである・・。
キャンプ場の歴史や、菅平高原について話に花が咲いた。

その時、女将さんが自前の「ざる蕎麦」を持って来てくれた。
昼に嫌って言うほど食べたが、内弟子F君がせっかくですからっと言って蕎麦を食べていた。
小生もつられるように蕎麦を食べる。良く冷えていてこれが美味い!!喉越しがよくつるっと入っていく感触がたまらない。
気が付けば、バーベーQも始まり食べて行けと言われたが、こちらも夕食の食材は購入済みである。
蕎麦だけをご馳走になり退参する事にした・・・。

館長、一生付いてきます・・・ 押忍!! by 内弟子F
某有名大学の教授ご一行様と・・・。  お蕎麦ご馳走様でした!! かんぱぁーーい!風呂上りのビールはたまんないっす!

一時間ほど教授ご一行様と話込んだ後、テントに戻り夕食の準備に差し掛かる。
今夜は比内地鶏鍋である。スープは本場秋田より取り寄せたほどのこだわり! 厳選してきた食材を鍋に入れる。
比内地鶏は日本の三大地鶏に数えられるほどの超ブランド地鶏だ!!

真夏に鍋??と言う方も多いだろうが、菅平の標高はおよそ1300m。夜ともなれば気温は20℃を下回り、吐く息が白くなる・・・。
天然のクーラーが効きすぎるくらいだ。こうして小生は毎年夏に、ここで鍋始めを行っている。
鍋が出来上がると、ここからが男祭りの本番である!!

まいう〜の連発で鍋をつっつきながら、ビールを飲む。飲めば飲むほど鍋も進む。
「漢(おとこ)とわぁーー?」 と小生が問いかけると、 「飲むことよぉーー」 と内弟子F君が答える。

こうなってくると、もう誰にも止める事ができない!
酒量が増えるに従い、話も大いに盛り上がってくる。大抵、キャンプ場の夜は早いものだが、本日は貸切なので、大いにはしゃぐ!!

話題はやはり空手の話が多かった。ときより実演を混ぜながら空手の話題に花が咲き乱れる。
内弟子F君と、夜中の12時すぎまで話が尽きる事がなかった。
しかし、夜中ともなると涼しさを通り越して、とっても寒い・・・。ランタンとガスコンロで暖を取りながら語り合う。

酒が尽きたところで御開きとなり、各々のテントで休む事にした。

夜空を見上げれば、手に届きそうな星空と満月が明日の快晴を約束してくれていたように思えた。
信州菅平の夜は更けていく・・・。

午前一時就寝。

自慢の「比内地鶏鍋」です!!
すでに、ヘベレケ状態です・。♪さぁ〜けは飲めぇ飲めぇ♪飲んだーらぁ〜なー♪と黒田節を手拍子で大合唱です。 まいう〜〜〜。  顔がいっちゃっています!



二日目に続く


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